9月に入り、昼間は残暑があるものの、朝晩は徐々に秋の気配が近づいてきました。ここからどんどん涼しくなり、乾燥の季節へと向かっていきます。実は夏の間に受けた肌のダメージは、秋になってからさまざまなトラブルとなって現れるケースが多いのをご存知ですか?それを放っておくと肌の老化を早めることになります。そのダメージを秋に持ち越さず、今この時期にしっかりとケアすることが大切です!夏に肌ダメージを与える大きな要因は3つあります。
①紫外線
夏、特に7~8月は1年の中で最も紫外線量が多い時期です。紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があります。UV-Aは肌の奥にダメージを与え、ハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンなどを破壊するためシ、ワやたるみを引き起こします。UV-Bは肌表面にダメージを与えて、肌の乾燥や炎症、老化の原因といわれる活性酸素を生じさせ、ごわつき・キメの乱れ・透明感の低下など多くのトラブルを引き起こします。また、炎症や活性酸素から肌を守るために肌内部ではメラニンが生成され、シミやくすみの原因になります。
②汗
気温が高い夏は汗や皮脂が増えますが、さらにマスクをする場合お肌にとってはより過酷な環境になっています。汗に含まれる成分や、頻繁に汗をぬぐったりマスクで擦れたりすると、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下し、肌荒れの原因に。そして皮脂が古い角質と混ざると角栓がつくられ、毛穴の開きや黒ずみ、吹き出物に繋がります。さらに肌の乾燥を感じづらくなるため、インナードライ肌になりやすくなっています。
③冷房
冷房によって引き起こされるのは乾燥と冷えです。冷房の効いた場所は室内の湿度が下がるため肌は乾燥しやすくなります。また冷えは万病の元と言いますが、体が冷えすぎると血流が悪くなり、体調や肌バランスが崩れて肌荒れ、くすみなどの影響が出てきます。